引用元: ・幼少から続いてる恐ろしい体験を話す
俺「た・・・頼む、消えてくれ!!」
目を閉じ、心の中で必○に念じる。
バン・・・!
バン・・・!
・・・
俺の願いが通じたのかどうか、音がしなくなり、目を明けると女は居なくなっていた。
俺はあまりの恐ろしさに、頭から布団を被り、朝まで震えていた。
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
もう時間が無いかもしれない・・・、俺は必○に情報を集めようとした。
俺「何か分かったことはない?」
彼女「うーん、特に無いなあ、あーそういえば」
俺「ん?」
彼女「あたしも見たんだよね、加奈子さんの夢」
いつも思うんだけど可愛いねそれwww
ちげぇwwwww
俺「え・・・」
彼女「そんな心配しなくても大丈夫だって!」
俺「・・・・・・」
彼女は楽観的だが、俺は焦った。
もう創作だと思ってオチを期待している
俺は血眼になって探した、噂の当事者を。
そんな最中、彼女がついに、噂を詳しく知っている人を探し出してくれた。
彼女「卒業生の人で、噂について詳しく知ってる人が居るらしいよ」
俺は、彼女に頼み込み、当事者とアポを取る事に成功した。
俺「ここか・・・」
指定されたのは、学校近くの喫茶店。午後5時。
中へと入り、教えられた席を探す。
客は殆ど居なかった。
俺「右奥のソファー席・・・あ、あれか」
席へと座り、待ち人が来るのを待つ。
俺「来ないな・・・」
時間が10分、20分と経って行く
もしかして、すっぽかされたか?
そんな疑念も沸き始めた時
???「お待たせしました」
俺「あ」
声を掛けられ、振り向くと、そこには一人の男が立っていた。
???「噂を詳しく知りたい、というのはあなたですか?」
俺「はい、えっと○○と申します」
???「E男です」
男は俺の向かい側へ座りった。
中肉中背、大人っぽく、顔立ちは整っているのだが、暗い表情をしていた。
俺「あの、噂を詳しく知っていると聞いたのですが」
E男「加奈子は・・・俺の彼女です」
俺「え?」
想定外の言葉に、俺は驚きを隠せない
E男「彼女だった・・・というのが正確な言葉だけど」
俺「あの・・・その、失礼ですが」
別れたのか?と聞こうとしたが、流石に聞けなかった
E男「いや、居なくなったんだよ、急に」
俺「居なくなった?」
E男「うん、数ヶ月前に、忽然と」
話を詳しく聞いてみると、加奈子さんは数ヶ月前に行方不明になってしまったらしい。
電話をしても全く通じず、住んでいた寮へ行って管理人に聞いても、ずっと帰って来て居ないとしか聞かされなかったらしい。
E男「これを、見て欲しい」
E男がカバンの中から取り出したのは、一冊の日記だった。
E男「加奈子の日記です、中を見てください」
人の日記を見るのは、ちょっと躊躇ったが、俺は読んでみることにした。
あれだよね
クズな俺でも夢を持つことができたとかなんとかの人だよね
書き方同じだもん
みんな おやすみ
>>1さん お疲れ様
○月○日
あー!もう暇!!
しかも盲腸で入院とか本当にツイてないよね・・・
あまりに暇だから、これから日記を書くことにする!!
どうやら、加奈子さんは盲腸で入院している際に、この日記を書き記したらしい。
今日、男の子と仲良くなったんだ!!
笑顔がとっても素敵な男の子!!
でも、名前を聞いても、歳を聞いても、「知らない」って言うの。
何だか変な子ね。
だから勝手に、○○ちゃんと呼ぶことにしたの!!
○○ちゃんは、自分からは喋ることが無い子。
でも、いつも寂しい、寂しいって言ってる。
お母さんとお父さんがお見舞いに来てくれるトコも見たことがない。
可愛そうに。
「お姉ちゃん一緒に居てくれる?」って聞いて来るから
「もちろんだよ!」と答えた。
○○ちゃんは嬉しそうだった。
そこから先は、とりとめの無い日記になっていた。
病院のご飯がまずい、とか、Eがお見舞いに来たとか、手術怖かった、とか。
そんな日記も、退院の日が書き記されていた。
○月○日
今日で退院!退屈な入院生活ともオサラバ!!
最後に○○ちゃんに会いたかったけど、会えなかったな。
そういえば、あの子がいつも来るから、何号室に入院してたのかも知らないままだったな。
早く、退院出来ると良いけど。
そこから先は、退院した後の生活が記されている。
何だかすっごく怖い夢を見た。
目がない○○ちゃんが、私を連れて行こうとする夢だ。
寂しい、寂しい、って言いながら私を引っ張っていこうとする。
怖いなー。
○月○日
毎日、○○ちゃんの夢を見る。
怖い。
○月○日
寝るのが怖い、また○○ちゃんが夢に出てくる。
○月○日
鏡の前に○○ちゃんが居た。
○月○日
どこへ行っても、○○ちゃんが付いてくる。
助けて。
日記はそこで途切れていた。
俺「・・・・・・」
読み終えた俺は絶句していた、言葉に表せない。
俺「・・・何故、その、加奈子さんが夢に?」
俺は思っていた疑問を口に出した。
E男「分からない、でも俺も夢を見たんだよ」
俺「E男さんもですか?」
E男「ああ、既に現実に加奈子が現れている」
俺「じ、実は俺もなんです!!」
俺は今まであったことを洗いざらい話した。Aのこと、現実に現れた加奈子さんらしき人のこと。
俺「どうにか止める方法は無いのでしょうか?」
E男「・・・・・・」
口を閉ざすE男に、俺は落胆を隠せなかった。
E男「もう、終わるよ」
俺「え?」
E男「・・・・・・」
そう言って席を立ったE男を俺は引き止める。
俺「待って下さい!」
E男「止めなくていい、それと・・・」
俺「え?」
E男「夢を見ていない君が何で・・・そこだけが分からない」
その言葉を残し、E男は俺の分の金も置き、去って行った。
俺「・・・・・・」
残された俺はしばらく、呆然としていた。
それからと言うものの、俺の前に加奈子さんらしき人が現れることはなくなった。
加奈子さんの噂は下火になり、しばらく経つと、誰も話さなくなった。
Aはそれでも登校して来ることはなく、E男とは彼女を通しても連絡が取れなくなってしまった。
音信不通になってしまったらしい。
A男「よう」
俺「A男!久しぶりだな!」
A男「ああ」
俺「急にどうしたんだ?」
A男「・・・・・・」
俺「ん?どうした?」
A男「C菜のこと、覚えてるか?」
俺「勿論だろ」
A男「何か変わったことはないか?」
俺「う・・・あったな、C菜と関係あるかは分からないが」
A男「聞かせてくれ」
俺は今回の一件を詳しくA男に聞かせた。
A男「・・・・・・」
俺「何だ?どうした?」
A男「そうか・・・」
俺「え?何?」
A男「いや、何でもない、またな」
そう言って、A男は一方的に電話を切ってしまった。
何だったんだろう・・・?
また俺に何かが起きるのは大学生になってから。
長々となってしまった、興味ある人が居たら書きます。
次で完結するけど、あまりにも尻切れトンボで尚且つ不可解な内容になると思う。
内容も、胸糞悪いと思うが、それでも良ければ書きます。
別に引っ越したとかで家が遠くなったわけではなかったんだろ?。
家が遠くなったわけではないです。
でも、全然遊ばなくなりました。
本当に申し訳ないです。
今更ながらオカ板に投稿すべきだったと反省しております。
そっかそっかさんきゅ。
まあ会う意志がないと案外会わないよなww。
他のやつが読まなくても、俺が読む
どんな感じで終わっても付き合うさ
いやいや面白い
最後までたのむ
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