【洒落怖】百物語・三十一本目 「作業服の男」 :百物語2013本スレ

106 :代理投稿 ◆YJf7AjT32aOX:2013/08/24(土) 00:42:35.56 ID:hqzLBEKk0

【第三十一話】ヨサック ◆skAMDOCpdQ 様『作業服の男』

母がある朝、台所でゴミ出しの準備をしていた時の事。

「おはようございます」の声と共に、台所の窓がガラッと開いた。見ると、水色の作業服を着た人物が立っている。
朝日が逆光になり見えづらいが、中年男性のようだ。
何故か作業帽の左右がへこみ、三角帽の様に尖っている。母は違和感を感じたという。

「どちら様ですか?」
尋ねても、男はニヤニヤするばかりで答えない。
「何のご用ですか?」
やはり男は答えず、しきりに家の中を覗き込む。
「…あんた何なの!?」
男はにやついたまま、窓枠に手をかけ、身を乗り出してきた。家の中に入ろうとしている。
慌てた母は男を止めようと、勝手口から外へと飛び出した。その間2秒もなかったろう。
しかし、外に出ると男はいなかった。

(外に出るまで、男の姿を見ていたのに…?)
奇妙に思いながら台所に戻ると、窓が閉まっている。鍵もかかったままだ。
そして…台所の窓には、防犯用の格子が付いていたのを思い出した。

窓から身を乗り出すなんて不可能じゃないか…

そう気づいて初めてゾッとしたという。それでも幽霊かどうかは半信半疑らしい。
「朝だし姿形は普通だし、あまりに脈絡がない感じがして」

怖がりの母は幽霊だと認めたくないのだろうけれど、母の感じた違和感。
「男の作業帽の左右がへこみ、三角帽の様に尖っていた」って…頭の形がおかしい気がする。

頭部損傷で亡くなった方かもしれない。

【終】

引用元: https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1377258497/

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