【洒落怖】百物語・七十六本目 「祖父の話」 :百物語2013本スレ

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247 :葛 ◆PJg/T8DlUQ:2013/08/24(土) 04:55:18.64 ID:LMkZGz9sO

【第七十六話】
「祖父の話」

峠の四つ辻に居る小僧に話しかけられても、応えてはいけないよ

小さい頃、祖父母から口を酸っぱくして言われていた
曰く、峠の頂上のお堂に住み着いている小僧は一つ目で、夕暮れ時に通りかかる人や、お堂で雨宿りしている人に
「ひとっつやるからふたっつおくれ」と楽しそうに話しかけてくるそうだ
うっかりそれに返事をしてしまうと、返事の内容が何であろうと目玉を一つくり抜かれてしまうのだという
声を掛けられたらひたすら無視しろ、たまについて来てしつこく声を掛けてくることもあるが、それも峠の下までだからと何度も言われた
それでも心配な時は柊や松、山椒など尖った木の枝を振り回せば退散するという

「…じいちゃんもそうやって追い払ったの?」
かつて一つ目小僧を撃退したと豪語していた祖父。何の気なしにそう問うと、祖父はニヤリと笑った
「儂か。儂はな、『ふたっつやるからみっつおくれ!!』と怒鳴ってやったのさ。そうしたら、それ以来儂の前に姿を見せなくなりやがった」
そう言って、祖父は心底残念そうに舌打ちしたのだった

引用元: https://toro.5ch.net/test/read.cgi/occult/1377258497/

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