K子 ◆100tu2tQBI 様『友人の体験談』
(1/2)
友人は見えてしまう人だそうだ。
母方の家系が見る方が多いせいだという。
なるべく気にしないようにしてるようだが、油断すると見てしまうよう。
曰く、一人の時に見る事が多い。
一番古い記憶は、母方の実家
皆で出かける時にふと外から家を見上げた時
二階の窓辺に女性が立って、無表情でこちらを見下ろしていたそうだ。
親戚でも見た事ない人・・・
それとも家族の友達かなと見ていた。
見た事ないけどなんとなく親戚関係かな、と母親に聞いてみたそうだ。
「おかーさん、あれ誰?誰おばちゃん?」
「なにいってんの」
「・・・服装とか髪型、教えて。見た感じはおばちゃんなのね。」
途中で何かに気づいたかのように、母親は逆に質問してきた。
引用元: ・【8月18日】百物語本スレ【怪宴】
(2/2)
服装、髪型、背格好を説明するとどうやら祖母にあたる方だったよう。
「そっかぁ、あんたも見えるのね。孫来たから見に来たんだと思うよ。」
祖母は随分前に他界してました。
写真等はしまってあったので、友人は目にした事がなかった為誰かわからなかったそうです。
その後、成人して今日まで
風呂で竹林方面から呼ばれた時はちょっと怖かったから、洗うの半分で部屋に逃げてきちゃった。とか
沿岸沿い走ってたら、落ち武者みたいな扮装の人が霧から出て消えていくの見た。とか
別友達といつもの山に星見に行ったら、聞いた事もない太鼓の音に追いかけられた。とか
細かいものから、不思議体験まで細かいもの様々体験してるようです。
でも本人曰く気にしちゃダメとの事。
なんで?怖くないの?って聞いてみましたら
「怖いのは生きてる人間の方で、見えちゃうのは気持ち悪いだけだから気にしない方がいい」
のだそうです。
完
K子 ◆100tu2tQBIさん、ありがとうございました
γ
(
_ノ
/
__
,、'” . `’ 、
i`ー _ ’,
. l| !| i””!|
}: }i |{ !j
〈| ‘J |! }j :}
_ノ;し i} {J |
,、-,、’ ハ- 、
( .( ’、_ _ ,ノ ノ:i )
,、'””`ー—‐'”フ、_ - _,、’ -‘”
( _ ,、'”  ̄
`ー–─'”
ユウ ◆pK2t4W3twQさん、第九十九話をお願いします
—————————————————–
語り部希望は【語り部受付スレ】で、
雑談と感想は【雑談スレ】で、
規制中の方は【避難所】でお願いします。
コメント