廃病院が“心霊スポット化”し地元民「治安悪くなる一方…壊して」 閉院から15年以上…SNSに無断侵入映像も 新潟・糸魚川市(2025/3/4放送)

動画

新潟・糸魚川市の廃虚となった病院。
足元に降り積もった雪を見ると、人がいないはずの病院の入り口へと向かって、延々と足跡が続いていました。

糸魚川市大野区・新井春雄元区長:
助けてよ。“幽霊屋敷”か“お化け屋敷”か、耐えられんわ。全国の心霊スポット(の動画)に入っているらしい。

地元住民が“心霊スポット化”していると訴える廃病院。
壁は草木が絡まるように生い茂り、入り口の扉は至る所で破壊され、ガラスが散乱。
壁には謎の落書きも。
見上げると、窓のブラインドにはなぜか消火器がぶら下がっていました。

雪景色の中に立つ糸魚川市の旧姫川病院。
JR姫川駅から徒歩3分、目の前には国道148号が走る絶好のロケーションに立つこの病院。

1987年に地元住民などが出資して作られましたが、医師不足などで経営難に陥り、20億円以上の負債を抱え2007年に閉院しました。

閉院からすでに15年以上がたつ中、地元の住民が困惑する深刻な問題が起きています。

土地の所有者から許可を得て病院の敷地内に入ると、まだ辺りは明るいものの病院の中は真っ暗で窓ガラスも割られています。

破壊された病院の入り口。
廊下には椅子などが散乱し、壁には無数の落書きが確認できます。

さらに、人が侵入したとみられる足跡があちこちに。

地元住民:
立ち入り禁止の看板があろうがなかろうが、見たい人は好き勝手に入っている。夜中の2時とか3時くらいにガラスを割る音とか聞こえる。

かつて市民の心のよりどころだった病院が、今は不安の種となっていました。

地元住民:
心霊スポットってことでYouTubeとかで上がってる。困ります、何があるか分からないし。

SNSで「姫川病院」と検索すると、無数の動画が投稿されていて、建物内部に無断侵入したとみられる映像とともに“最恐の心霊スポット”などと紹介されています。

問題はそれだけではありませんでした。

地元住民:
3年ぐらい前にボヤ騒ぎがあって、消防が来て大騒ぎになった。

2021年には不審火が発生し、廃病院から煙が。
多くの消防車が駆けつける騒ぎとなりました。

地元住民:
治安が悪くなる一方だから、本当だったら壊してほしい。周りの人間はみんな思っていると思う。

住民が望むのは廃病院の取り壊しなのですが、病院の広大な敷地の所有者が分かれているうえ、当時、病院を運営していた法人は事実上の解散状態。

そのため、住民は市に対応を求めてきましたが…。

糸魚川市大野区・新井春雄元区長:
結局行政は民間の企業のものに手を出せないということで。

「イット!」は、糸魚川市に廃病院の取り壊しの予定や建物の活用法などについて質問しました。

その回答は「市は土地・建物の権利者ではないことから、現状では対応が困難です。市としては、旧姫川病院の活用は考えておりません」としたうえで、市は無断侵入への対策として、「警察によるパトロールを増やすほか、土地所有者による防護柵の設置を支援した」などと回答しました。

では、相次ぐ廃病院への無断侵入者が罪に問われる可能性はあるのでしょうか。

橋下綜合法律事務所・去来川祥弁護士は「廃墟であったとしても、看板があるのであれば『建造物侵入』に問われる可能性はある。捜査が進んでいくうちに管理者がいないとなれば、『軽犯罪法』が適用される可能性が高い」としています。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

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